もっさんの宅建士による宅建士のためのブログ

平成最後の宅建士になりました。住まいやお金の情報発信をしていきます。

住宅ローンの予算の間違った決め方

どうも〜こんにちはー

仕事がすこぶる楽しすぎてハイテンションなもっさんです(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎

 

今日は住宅の予算に関する記事です。

皆さん一度でも持ち家を検討したことがある方にお聞きしたいんですが・・・・・・・

 

予算てどうやって出しましたか?

 

 

Aさん(^O^)「3000万くらいが予算かなぁって思ってて、

そのくらいのマンション見学しに不動産屋行ったら年収聞かれて答えたら予算出してもらえたよ。

3600万まで予算上がった笑      正社員つおいwwwwwww」

 

 

Bさん(`・∀・´)「ウチは妻も働いてるし、世帯年収で言ったら650万あるから4000万余裕っしょ。

やっぱ一戸建て欲しくて地元のハウスメーカー行ったら色々付け足したくなって予算が4300万まで膨れてしまった。でも営業の方には共働きなら5000万円も行けますよって言われちゃって、じゃあ返済余裕だなあって感じだよ」

 

このAさんとBさんの会話、実際に家を買われた方も含め、検討されている方は思い当たる節はありませんか?

何が言いたいかというと、

不動産会社や銀行、またネットでの予算シミュレーションのページを利用して予算を出された方、

その予算の出し方、間違ってますから〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

残念!!!!!!!!

 

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じゃあ予算てそうやって決めるのさ?!

まあそう思いますよね。

住宅ローンの予算ってのは、住宅ローンを組んだとしても

生涯にわたって家計が破綻しない金額

これが予算なんですね〜。

 

これめちゃめちゃ重要なこと言ってますよ。分かりますか?

例えばよく聞くのが、

例「今家賃8万円のところに住んでるので、月々のローン返済もそのくらいで探してます。」

 

こういう方多いんですよね。

その8万円なら困らないって今の生活基準ですよね?

時系列に沿って計算してますか?

例えば2年後子供ができた、私立の学校に行かせた、こんな習い事させたい、子供また増えた。

こういったことを計算に入れて今の家賃と同額の返済額でいいと考えられたのか、

はたまた単純に比較する対象が今の家賃額だけで考えられているのかで全く変わってきます。

 

生涯にわたって家計が破綻しない金額というのは、現在の年収、現在の家計(収支)、将来イベント(理想の家族構成や旅行などのイベントごとや配偶者の離(複)職の予想など)これらを加味しなければ住宅ローンが家計を圧迫するかどうかなど分かるわけがありません。

 

いいですか?

年収だけで出す予算など、

現時点での年収及び生活費が35年間続くと仮定した時の予算に過ぎません。

実際は年々物価上昇がありますので生活費はどんどん高くなります。

それに人それぞれ生活費ってQOLをどれだけ求めるかによっても変わります。

 

じゃあ予算はどうやって出したらいいの?

予算を出すにはファイナンシャルプランニングをしなければいけません。

自分でもできますが、専門の方にしてもらったほうが楽だと思います。

もし、興味のある方は↓のアドレスにメールしてください。無料で相談に乗ります。

ms.idm1993@gmail.com

 

 

ファイナンシャルプランニングってなんでしょう?

簡単に言うと資産の見える化です。

そのためにこちらが質問することは2つあります。

1つ目は現在の資産と借金の総額です。←B/S

2つ目は年収やライフイベントです。←C/F

B/Sというのはバランスシートと読みます。

貸借対照表の訳でして、現在の家計の状況見える化します。

資産と負債で分けて純資産額を出します。現在家計が健全な状態にあるかが一目で分かります。

毎年の収支が黒字の家計であっても、B/Sで純資産額を見てみると真っ赤だったっていうこともあります。

大切なのは資産は単なる預貯金だけではないということです。住宅や車・掛け捨てではない保険なども資産です。住宅や車などは時価で計算します。

 

C/Fというのはキャッシュフローと読みます。

こちらは現在から将来にわたって家計の収支を予測で立てていくものです。

そのためにご家族構成や年収、ライフイベントを質問します。

ライフイベントはかなりざっくばらんでいいです。

来年には子供が欲しい、年に1回は海外旅行したいなど。

そういったライフイベントを織り込みながら家計の年間収支を予測でつけていき、

現在の家計のままで夢や目標は達成できるのか、改善すべき項目は何かを見える化していきます。

 

 

住宅ローンの予算は年収から教育費用と老後費用を差し引いた額で検討しよう。

 

住宅ローンは借入可能額ギリギリまで借りてはいけないということです。

そのためにはますは教育費用と老後費用を年収から差し引き、

差し引いた額を年収として予算を検討しましょう。

 

教育費用と老後費用はこれで決まり!税制優遇と時間をフル活用すべし!

皆さんはiDeCoや積立NISAって聞いたことありますか?

 

どちらも資産運用のツールなんですが、驚くべきは税制優遇がチート級なところです。 

 iDeCoも積立NISAも運用益が非課税となります。

 本来であれば株式等の運用益は分離課税で計算され、一律で20.315%の税金が課せられますが、それが取られなくなります。

さらにiDeCoであれば月々の掛け金がすべて所得控除されます。(NISAは掛け金の所得控除はない)

 積立NISAの場合は口座から引出時、非課税です。(iDeCo所得税の課税あり)

ここまで優遇されている金融商品は全国どこ探したってありませんよ。

有効活用すべしです。

その他の株式だったりFXだったりは余剰資金でやるべきです。まずはこの2つの制度を上限額目いっぱい使うべきだと思います。

特に積立NISAに関してはiDeCoのような引出しのルール(60歳になるまで引き出せない)がありません。いつでも引き出せます。しかも口座の維持管理手数料も無料です。

住宅ローンの予算を考えるなら、年収からiDeCoと積立NISAの掛け金を差し引いて計算しましょう。

積立NISAをお子様の教育費用として積み立てていくことをおすすめします。

積立NISAで最大20年、iDeCoは60歳までと長期で運用できるので資産運用の知識がない方でも大丈夫です。

毎月の積み立てが金額を、長期運用が時間を、投信やETFといった運用商品がポートフォリオを。

3つの要素がそれぞれリスクを分散してくれるのでだれでも運用益を上げることができるようになっています。

 

iDeCoと積立NISAの記事はもっと広めたいのでまた別記事でしっかりと解説していきたいですね。

 

皆さん人生で一番高い家を購入するんですから、自身でしっかりと知識を得ていく努力をしなければいけませんよ。

不動産会社の言いなりになってはいけません。

もし不安なことがあれば私にご連絡ください。何でもご相談に乗ります。

いい物件情報ある?とかでもいいですよ。待ってまーす。

それでは本日はこれで。